どうしたって好きだよ

アイラビュー

主人公はあなただよ

私ははてなに度々いる賢人ジャニオタが好きです。Excelを駆使したり、妄想したり、言葉に残したり、はたまた俳句を作ったり…。各々の才能を駆使してジャニーズに愛情を注ぐ方達のはてなを読むのが日々の楽しみなのですが、個人的にファンな芦屋こみねさんの記事を読んでいた時に照史くんのお誕生日の記事のタイトルである「格好を付ける人」という文を見た時に、ある人を思い出した。それはback numberの清水依与吏さん。今回はジャニーズとは関係なく、前々から書いておきたかったback numberの話をしたいなと思う。めちゃくちゃ長いし、知ったかぶりのような口かもしれないけど、思うままに書いてみます。今から結論言うとめっちゃback number好きって話。

ashiyakomine.hatenablog.com

 

 

ここまで好きになったきっかけは2年前、「そういえばback numberのライブ申し込もうと思うんだけど好きだったよね?」と友達に誘われた横浜アリーナ。その年行われていたホールツアーの追加公演。曲は昔から好きだったけど音源聞くだけだったから、歌っている人がどんな感じ〜とか名前とか全然知らなかった。来場者全員に渡されたパンフレットに書いてあったサインが誰のものかさえわからないし、ボーカルの人とドラムの人名前読めないし。友達に「ねえ、ボーカルの人なんて読むの?」と聞いたら「依与吏(いより)さんだよ」、「ドラムの人は?」と聞いたら「寿(ひさし)さん」と教えてもらった。だけどその時はへえ〜こんな名前あるんだ…覚えておけたら覚えておこう、ぐらいとしか思ってなかった(本当に失礼)

なのに、ライブが終わった時にはもう依与吏という名前が忘れられなかった。ジャニーズと同じぐらい、目が離せないほどめちゃくちゃかっこよくてキラキラしてたから。back numberといえば「女々しい歌詞」で有名だけど、え?これback number?本当に??って思うほどオラついてギラギラしてたのに驚いて開いた口が塞がらないまま遠い場所からステージを眺めてたのに、間のトークになると少し独特の話し方で自分の今の気持ちを伝えようとついつい遠回りしちゃったり、笑いを取ろうとおどけたり。ああこの人が歌詞書いてるんだよなって納得できるほど体現してて、なんだこのギャップ!めちゃくちゃ素敵じゃないか!!!!!と鈍器で殴られたような衝撃を受けてから最後まで、群青色のワイシャツを着たバンドマンから目が離せなくなっていた。ジャニオタ用語をバンドに対して使うべきではないのかもしれないけど、私は「清水依与吏"担"」になってしまった。

 

 記事のタイトルはその時のパンフレットにサインと一緒に書かれていたもの。ライブの時に「あなたのお気に入りの曲、寄り添ってくれる曲がひとつでもあることを願います」と言う依与吏さんらしいこの言葉が大好きだ。依与吏さんの生み出す歌詞となる言葉たちが好き。みんなの胸の中にある形容しがたい煮え切った想いを上手く昇華して、言葉を作っている感じ。だからみんなが共感して、涙するほど寄り添える曲が作られてるのだと思う。言葉は歌詞だけじゃなくて、タイトルも。依与吏さんが当てはめた言葉はストンと落ちるし、それを知った時歌詞を初めて見た時と同じくらい胸が苦しくなる。自分たちを『消費されゆくもの、自らを削って輝いているけどそれを周りの人達は綺麗だねと感動してもらえる』としてアルバムに「シャンデリア」というタイトルをつけたという意味を知った時に、初めて横浜アリーナで見た時のあの輝きは、きっと依与吏さんの言うシャンデリアのように己を燃やしていたきらめきだったんだと気付いた。

 

自らを削っていきながら、時々売れたい、誰にも負けたくないと零す依与吏さんは弱いけど、それと同じぐらい強い。たまに出てくる依与吏さんの負けず嫌いで、向上心がむき出しになっているあの感じを初めてライブを見た私は”格好つけている”と思ったのかもしれないけど実際そうじゃなくて、歌詞に多くいる弱気・卑屈な依与吏さんも強気な依与吏さんもどちらもいて、弱い方の割合の方が出している側が多いから、時々見られる強い依与吏さんを見てそう思ったのかな。それでもあの時のステージから響くのびやかで感情の込められた歌声やギラギラした輝きが忘れられなくて、ライブに足を運んでしまう。

 

今年でback numberはデビュー5周年。ベストアルバムを今年の12月に出して、来年それを引っさげて全国を回るツアーに、横浜アリーナが入っていた。2年前には追加公演の場所だったのにツアーに組み込まれるようになっていたのも、数々のタイアップや主題歌抜擢など3人で階段をアクセル全開で駆け上がってきた結果なんだと思う。

またあの場所で、ギラギラ輝く依与吏さんを、3人を見たら、私はどんな気持ちになるんだろう。